紙本著色地獄草紙断簡(解身地獄) しほんちゃくしょくじごくぞうしんだんかん(げしんじごく)

絵画 / 平安

  • 平安時代
  • 紙本著色 掛幅装
  • 縦26.1センチ 横90.5センチ
  • 1幅
  • 重文指定年月日:20230627
    国宝指定年月日:
    登録年月日:
  • 国宝・重要文化財(美術品)

沙門(僧侶)の堕ちる地獄を描くことから「沙門地獄草紙」とも称される絵巻物の断簡。本断簡は第六段にあたる詞と絵で、生きものを殺した僧侶が堕ちる解身地獄をあらわし、獄卒による責め苦の様子や、僧侶たちの苦しみを表情豊かに描き出す。沙門地獄草紙は、地獄草紙、餓鬼草紙、病草紙などとともに、後白河法皇の蓮華王院宝蔵に保管されていた「六道絵」の一部である可能性を指摘される優品である。本作はその断簡のひとつとして極めて貴重である。

紙本著色地獄草紙断簡(解身地獄)

ページトップへ