絵画 / 室町
ヨーロッパから里帰りした雪村の大作である。図には楼閣内で憩う宮女たちの姿があらわされているが、画題内容については知るところがない。筆法は細密な楷体技法に基づいており、部分的に濃彩も施されている。奇怪な岩や波の表現など、雪村の個性がつよくあらわれた作品といえよう。画面右上に狩野勝川院による紙中極めがある
夏冬山水図
雪村周継
紙本墨画花鳥図〈雪村筆/六曲屏風〉
雪村
雪景山水図