海女竜宮蒔絵櫛 あまにりゅうぐうまきえくし

工芸品 その他 / 江戸

  • 江戸後期/19世紀
  • 木(柞)・珊瑚
  • 5.9×11.8 (cm)
  • 千代田区隼町4-1 国立劇場
  • 登録番号82235-1-043
  • 独立行政法人日本芸術文化振興会

柞(いす)製、月形、丸棟の挿櫛である。月形は、『玳瑁亀圖説』によると文政8年(1825)以降の江戸において櫛が小型化する中で流行したとされる。櫛歯を残して金地とし、表に海女、裏に竜宮城が高蒔絵で表されており、謡曲〈海人(海士)〉に取材したものとみられる。海女の手にある宝珠は珊瑚の彫嵌だが、棟の枝珊瑚は後世付けられたものとみられる。花柳章太郎(1894~1965)の旧蔵品で平成15年(2003)に遺族の青山久仁子氏より国立劇場へ寄贈された。

海女竜宮蒔絵櫛 あまにりゅうぐうまきえくし

その他の画像

全2枚中 2枚表示

海女竜宮蒔絵櫛 海女竜宮蒔絵櫛
ページトップへ