紙本墨画鳥獣人物戯画甲巻断簡
しほんぼくがちょうじゅうじんぶつぎがこうかんだんかん
絵画 / 平安
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平安時代
- 紙本墨画 掛幅装
- 縦28.6センチ 横51.2センチ
- 1幅
- 重文指定年月日:20230627
国宝指定年月日:
登録年月日:
- 国宝・重要文化財(美術品)
秋草を背景に、擬人化された猿、蛙、鼠たちが左右それぞれに視線を送る様子が秀逸な墨線で描かれる。古くは右が競馬、左が蹴鞠の場面に接続していた。国宝・鳥獣人物戯画(京都・高山寺)甲巻に現状で直接接続するものではないが、様式と紙の特徴から、甲巻の断簡であることは確実である。本断簡は甲巻ひいては鳥獣人物戯画の全体像を考える上で極めて重要な作例である。