押隈 七代目松本幸四郎 おしぐま しちだいめまつもとこうしろう

  • 本紙352×668、軸長460、全長1535(mm)
  • 千代田区隼町4-1 国立劇場
  • 登録番号12095-26
    鈴木十郎コレクション
    調査監修:石橋健一郎
    解説:安冨順
  • 独立行政法人日本芸術文化振興会

隈:筋隈。荒事の典型的な隈取の一つ。紅色の隈は勇猛果敢な正義の男性ヒーローの力強い筋肉の盛り上がりと血管の怒張を表す。役者:七代目松本幸四郎。役名:『暫』の主人公(鎌倉権五郎景政か)。今日『暫』は独立した一幕ものであるが、本来は江戸顔見世狂言の一場面であった。顔見世狂言の時代、定まった役名はなかったが、今日では鎌倉権五郎景政が一般的。『歌舞伎展覧会』目録(昭和41年6月・小田原市民会館)は、年月、劇場不明ながらこの押隈を、大阪公演時のものとしている。署名:「七代目幸四郎(朱印)琴松」。

押隈 七代目松本幸四郎 おしぐま しちだいめまつもとこうしろう
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