浮彫飛天像 ウキボリヒテンゾウ

  • 制作地:中国
  • 縦58.3cm:横41.3cm:厚 10.6cm
  • 1面

雲に乗って、体を「く」の字に曲げて後方を振り返る飛天をあらわした、大型の塼仏である。写実的な表現の一方で、やや装飾が過剰なところがあることから考えて、唐時代の終わりから次の五代はじめにかけての製作かとみられる。同様の塼仏が中国・河南省の安陽修定寺塔壁面を飾っており、本像もその一部であったものか。

浮彫飛天像

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