押隈 七代目坂東三津五郎 おしぐま しちだいめばんどうみつごろう

  • 本紙352×500、軸長452、全長1220(mm)
  • 千代田区隼町4-1 国立劇場
  • 登録番号12095-39
    鈴木十郎コレクション
    調査監修:石橋健一郎
    解説:安冨順
  • 独立行政法人日本芸術文化振興会

隈:ざれ(戯れ)隈。滑稽な役柄に用いる隈で、隈は決まった型もあれば、役者が工夫・趣向を凝らし描く場合もある。中国の伝統演劇京劇の化粧、連瞼もその色柄、デザインで役柄を表す。京劇の道化役「丑」とざれ隈は、どこか通じる雰囲気があるが、双方は本質的に異なる。隈取は線をぼかすが、連瞼はぼかさない。連瞼の本質は仮面である。役者:七代目坂東三津五郎。役名:『暫』の鹿島入道震斎(鯰坊主)。昭和11年(1936)1月、東京歌舞伎座上演時のもの。署名:「三津五郎(印)是好」。

押隈 七代目坂東三津五郎 おしぐま しちだいめばんどうみつごろう
ページトップへ