絵画 日本画 / 明治
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菱田春草
(1874~1911)
- ひしだしゅんそう
- 山形県鶴岡市
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明治35年 / 1902
- 絹本著色
- 168.0 ×370.0
- 1面
- 山形県鶴岡市
- 寄託:致道博物館
- 善宝寺
- 重要文化財
春草は、長野県飯田市出身、16歳で結城正明に毛筆の手ほどきを受け、翌年東京美術学校に入学、横山大観下村観山と共に岡倉天心に画才を認められ、その後日本美術院の創立に参加する。明冶35年(1902)3月第12回絵画共進会に「王昭君」を出品、銀牌第1席を受けた。
中国漢の元帝が後宮の美女王昭君を匈奴の王に送る哀愁惜別の情景を描いたもので、朦朧体といわれる没線法に精進していた頃の代表作である。