大太刀〈銘備州長船倫光/貞治五年二月日〉 おおたち〈めいびしゅうおさふねともみつ/じょうじごねんにがつひ〉

工芸品 / 南北朝

  • 倫光
  • 南北朝 / 1366
  • 鎬造、庵棟、先反ごころ高し、大鋒。鍛板目肌約り、地沸つき、地景入り、乱映立つ。刃文互の目、下半表裏とも丁子交じり、足葉頻りに入り、匂口締まりごころに小沸つく。帽子乱込み、わずかに掃きかけ、尖りて強く返る。彫表棒樋下に倶利迦羅、裏棒樋下に梵字二。茎生ぶ、先栗尻、鑢目勝手下がり、目釘孔一。表棟寄りに小さく銘があり、裏には年紀がある。
  • 身長126.0 反り5.8 元幅4.5 先幅3.0 鋒長8.2 茎長33.3強 (㎝)
  • 1口
  • 重文指定年月日:19120208
    国宝指定年月日:19530331
    登録年月日:
  • 二荒山神社
  • 国宝・重要文化財(美術品)

備前長船兼光の門と伝える倫光の傑作で、当時流行の大太刀である。大作の中では鍛えが良く、刃文も迫力があり、彫物も見事である。全体に保存状態がよく、大山祇神社の大太刀の他には類例がないものである。

大太刀〈銘備州長船倫光/貞治五年二月日〉

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