倶利伽羅竜蒔絵経箱
くりからりゅうまきえきょうばこ
工芸品 / 平安
- 東京都
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平安
- 甲盛、胴張り形の経箱で、身に金銅蓮華形の紐金物を打つ。蓋面には平塵の地に金銀の研出蒔絵にて倶利伽羅竜に勢多伽、衿伽羅の二童子を配し、身の側面には蓮池の図を描く。蓋裏および身の内部には金銀蒔絵の連弁を散らす。
- 縦31.2 横19.1 高5.7 (㎝)
- 1合
- 東京国立博物館 東京都台東区上野公園13-9
- 重文指定年月日:19020417
国宝指定年月日:19540320
登録年月日:
- 奥院
- 国宝・重要文化財(美術品)
流麗な筆致と金銀粉の巧みな配合の下に描かれた蓋面の図様は、極めて秀逸で当代の仏画をそのまま見る感がある。本経箱は、もとは三段造の構造であったことが側面の図様より推定される。