住吉の御田植 すみよしのおたうえ

民俗 無形民俗文化財

  • 大阪府
  • 指定年月日:19790203
    保護団体名:御田植神事保存会
  • 重要無形民俗文化財

 大阪の住吉大社の祭礼(六月十四日)のおりに行なわれる田植行事である。祭の当日、楽人、八乙女、御稔女【みとしめ】、植女【うえめ】、替植女、稚児【ちご】、風流武者、住吉踊の踊子などが行列を整えて神田に進み、田の中央に張り出した仮設舞台上で、植女から替植女が早苗を受け取り、神田で田植をはじめる。
 その間、舞台と田の畔【くろ】とで八乙女による田舞、風流武者が紅白に分かれ、陣鐘・太鼓・ほら貝を鳴らしながら六尺棒を打ち合う棒打合戦、長柄の傘を開いて持つ音頭取の歌につれ、菅笠をつけた僧形の子供たちが、団扇を打ちながら傘のまわりを踊りまわる住吉踊などがある。
 この種の御田植の行事の中で、規模が大きく代表的なものとして重要である。

住吉の御田植

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