浮線綾螺鈿蒔絵手箱
ふせんりょうらでんまきえてばこ
工芸品 / 鎌倉
- 東京都
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鎌倉
- 総高23cm 蓋高6.6cm 身高16.5cm 縦36.1cm 横26.1cm
- 1合
- サントリー美術館 東京都港区赤坂9-7-4東京ミット゛タウンカ゛ーテ゛ンサイト゛
- 重文指定年月日:19370525
国宝指定年月日:19640526
登録年月日:
- 公益財団法人サントリー芸術財団
- 国宝・重要文化財(美術品)
この手箱は金粉をこまかく一面に蒔き、浮線綾文の螺鈿を散りばめ、蓋裏には梅、松、藤、桜、菊など数多くの四季の花を細緻な線で描きつめている。この手箱は、力強い形姿と前面に施した螺鈿の意匠とが美事に調和して格調高く、蓋裏の花卉蒔絵の整緻な技法にも鎌倉時代蒔絵のすぐれた特色がよく窺われ、三島大社の国宝梅蒔絵手箱や小倉家の国宝片輪車蒔絵螺鈿手箱と共にこの種の遺品中屈指の優品と云ってよい。