刀〈無銘伝貞宗(幅広貞宗)/〉
かたな〈むめいでんさだむね(はばびろさだむね)〉
工芸品 / 鎌倉
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伝貞宗
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鎌倉
- 鎬造、庵棟、重ね薄く、身幅広く、鋒大きく延び、反りの浅い姿。鍛は板目よくつみ、地沸厚く、地景頻りに入り、ところどころに湯走りごころがあり、刃文は湾調の大乱に互の目交じり、匂深く、小沸よくつき足葉繁く入る。指表鎺元に金筋稲妻風に強く入り、帽子は僅かに乱れ込み、尖りて返り、金筋かかり、沸つき、表裏にやや幅広く浅い棒樋を巧みに搔流している。茎は大磨上、先剣形。
- 長70.4 反2.0 (㎝)
- 1口
- 重文指定年月日:19520329
国宝指定年月日:
登録年月日:
- 国宝・重要文化財(美術品)
相州貞宗の古極めがあるもので、まさにその作とみられる。幅広の号は、本剣の姿によるもの。