金地螺鈿毛抜形太刀 きんじらでんけぬきがたたち

工芸品 / 平安

  • 平安
  • 柄は身の茎に毛抜形を透彫りし、魚々子地に蝶鳥文を配した宝相華唐草を彫り上げ、鍍金地板を伏せ、冑金と覆輪を懸ける。金具類は全て金銅魚々子地に蝶・鳥を配した宝相華唐草文を鋤彫りする。鞘は沃懸地に螺鈿で竹林に群雀を追う猫を表す。部分的に毛彫りや、緑・白色の瑠璃を嵌装し、色調に変化を与える。
  • 総長96.3 柄長18.2 (㎝)
  • 1口
  • 重文指定年月日:19510609
    国宝指定年月日:19510609
    登録年月日:
  • 春日大社
  • 国宝・重要文化財(美術品)

種々の材質と技法を巧に駆使して絵画的文様を表現した豪華で精巧な作である。刀装具としてだけではなく、漆工史上も極めて価値が高い。

金地螺鈿毛抜形太刀

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