孔雀文磬 くじゃくもんけい

工芸品 / 鎌倉

  • 鎌倉 / 1250
  • 鋳銅鍍金。上下縁各三弧よりなる通常形式の両面磬で、肩幅、裾張りはほどんど同寸の大形な作りで山形は低い。中央に大形の優麗な撞座を末、左右に大きく孔雀文を鋳出して毛彫りを加え、表裏ほとんど同文であるが、表面は孔雀を花喰鳥につくっている。鐶は平たく大きい。
    表裏撞座両脇に陰刻銘がある。
  • 肩幅32.4 裾張32.6 高13.0 撞座径9.5 縁厚1.2 (㎝)
    重 2100(g)
  • 1面
  • 重文指定年月日:19290406
    国宝指定年月日:19530331
    登録年月日:
  • 地蔵院
  • 国宝・重要文化財(美術品)

形式が雄大荘重で、撞座、孔雀などの肉どりなど典麗に表している。総体に古様を帯びているが、部分的には側縁がほぼ垂直で上下縁の両端二弧が縮むなど、鎌倉時代の特徴を備えている。

孔雀文磬

ページトップへ