太刀〈銘吉平/〉 たち〈めいよしひら〉

工芸品 / 鎌倉

  • 吉平
  • 鎌倉
  • 鎬造、庵棟、腰反踏張りあり。地鉄は鍛最も約り、細かに沸付き、鉄色冴えて移り、浮やかならず。刃文は表裏に焼出しあり。丁子を主調として足等繁く交じりて華やかに乱れ、匂深く小沸付き、帽子は浅く湾れて尖り気味に返る。茎生ぶ。下半の極めて浅い勝手下がりの鑢目。鎺下に菊花御紋の毛彫りあり。
  • 身長73.8  反2.9  (㎝)
  • 1口
  • 重文指定年月日:19350430
    国宝指定年月日:19630701
    登録年月日:
  • 国宝・重要文化財(美術品)

吉平は鎌倉中期の福岡一文字派の刀匠である。本太刀はその比類なき傑作と称すべきもので、同派の典型的な作。

太刀〈銘吉平/〉

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