太刀〈銘備前国長船住近景/嘉暦二二年□月日〉
たち〈めいびぜんのくにおさふねじゅうちかかげ/かりゃくよねん〉
工芸品 / 鎌倉
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備前国長船住近景
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鎌倉 / 1329
- 鎬造、庵棟、中鋒、腰反り踏張りあり。鍛小板目つみ表裏下範に大肌あらわれ、丁子映り華やかに立つ。刃文小乱に小丁子交じり、足葉しきりに入る。帽子大きくのたれ込み、表はほとんど焼詰め、裏は僅かに小丸。茎生ぶ、先栗尻、鑢目勝手下がり、目釘孔三、佩表に長銘、裏に年紀。
- 身長80.6 反り3.0 元幅3.1 先幅2.1 鋒長3.3 茎長19.2 (㎝)
- 1口
- 重文指定年月日:19350430
国宝指定年月日:19531114
登録年月日:
- 個人
- 国宝・重要文化財(美術品)
近景は備前長船長光の門と思われる。現存する同作の中でも、嘉暦の年号は古く、かつ大作であり、健全な代表作である。