絵画 / 江戸
蕪村(一七一六~一七八三)は、大雅と共に日本南画の大成者として名高い。本図は最晩年の作とみられ、大胆な墨の技法による暗い夜空と雪に白く浮かぶ連山や家並との対照などは新鮮な感覚にあふれ、「夜色楼〓雪萬家」の詩意が見事に表現されている。(本誌49年11月号口絵参照)
紙本墨画淡彩富嶽列松図〈与謝蕪村筆/〉
与謝蕪村
紙本淡彩春光晴雨図〈与謝蕪村筆/〉
紙本淡彩山野行楽図〈与謝蕪村筆/六曲屏風〉