江戸
わが国で幕末に始められた鉄製大砲の製造において大きな手掛かりとなったのは、オランダの王立鉄製大砲鋳造所長であるヒュゲニンのテキストだった。本資料はその和訳本『西洋鉄熕鋳造篇』の図解の一部。長崎警備を担う佐賀藩は、嘉永3年(1850)から鉄製大砲鋳造に着手した。藩内では、同種の資料が本藩(藩主家)や重臣である武雄鍋島家への伝来は知られていたが、これは分家のひとつ蓮池鍋島家に伝来したもの。
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銕砲全書
伊東玄朴・池田才八・杉谷雍助 訳
築地反射炉絵図
陣内松齢
試薬臼砲(プルーフ・モルチール)