釉裏金彩 ゆうりきんさい

陶芸 

指定年月日:20010712
重要無形文化財

 釉裏金彩は、陶磁器の器地に金箔や金泥等の金彩を用いて文様を描き、そのうえに釉薬を掛けて焼き上げる制作技法である。金箔の扱い方、焼成法等、陶芸技法の中でもきわめて難しいものの一つとされる。
 陶磁器に金彩を焼き付ける技法は、すでに中国宋代にみられ、明代嘉靖【かせい】年間(一五二二-六六)の景徳鎮【けいとくちん】では上絵【うわえ】に金彩を施した金襴手【きんらんで】の技法が大きく発展した。この技法はわが国にももたらされて、伊万里金襴手等を生むなど、江戸時代以降有田や九谷等の地において独自の発達を遂げてきた。釉裏金彩の技法は、こうした金彩の技法の伝統・展開の中で、昭和三十年代後半に金沢の陶芸家竹田有恒【たけだありつね】によって生み出された技法であり、その後も有力な陶芸家たちによってこの技法を駆使・応用した優れた制作が行われてきている。
 今日の釉裏金彩は、伝統的な金彩技法と釉技【ゆうぎ】を基礎に独自の創意工夫が加えられ、高度な芸術的表現を可能にする陶芸技法として高く評価されるものである。

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