三田村氏庭園 みたむらしていえん

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庭園 / 中部 

福井県
福井県越前市
指定年月日:20150310
管理団体名:
史跡名勝天然記念物

福井の武生(たけふ)盆地の東方山麓にあたる今立五箇(いまだてごか)地区は,中世後期から高品質を誇る越前和紙の生産地として著名であり,その中でも近世初頭より和紙の生産・販売に関する権益・地位を独占してきたのが三田村氏である。現在の三田村氏の住宅・工房の背後にあたる敷地北半部には,築山・滝石組み・中島などから成る池泉庭園が伝わる。
東西約30m,南北約25mの庭園の中央に中島を擁する石組みの池泉があり,庭園の北辺から東辺にかけて高さ約2mの築山が巡る。西岸の主屋縁先の飛び石及び南岸の園路を伝い歩くことにより,北岸中央に石で組んだ高低差約90cmの滝をはじめ,北西岸付近の築山の斜面に組んだ立石を中心とする景石(けいせき)群など,変化に富んだ築山泉水庭の景致を望むことができるほか,庭外には標高326mの大徳山(だいとくさん)を展望することもできる。また,明治4年(1871)の写本とされる彩色鳥瞰図(さいしきちょうかんず)に描く庭園の形姿からは,現在の庭園が幕末の状態を継承していることが判る点でも貴重である。
地形及び建築配置を活かした独特の意匠・構成が幕末の絵図資料とも照合できることから,芸術上の価値及び日本庭園史における学術上の価値は高い。

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