建造物 宗教建築 / 江戸
龍雲院は、松前町の寺町にあり、寛永二年に藩主の正室の発願によって創建された。 本堂は、新潟県柏崎の大工によって建築された、各部に優れた彫刻を用いた建物である。庫裏は、地元の大工によって建築された、本格的な座敷をもつ建物で、住宅建築としても北海道では古い遺構で、貴重な存在である。 龍雲院は、本堂、庫裏と同じ江戸時代末期に建築された惣門、鐘楼、土蔵がそろい、寺域全体が往時の景観をよくとどめていて価値が高い。
龍雲院 鐘楼
龍雲院 惣門
龍雲院 土蔵