當麻奥院 本堂 たいまおくのいん ほんどう

建造物 宗教建築 / 安土・桃山

  • 奈良県
  • 桃山 / 1604
  • 桁行七間、梁間五間、一重、寄棟造、向拝三間、本瓦葺
  • 1棟
  • 奈良県葛城市當麻
  • 重文指定年月日:19890902
    国宝指定年月日:
  • 奥院
  • 重要文化財

奥院は當麻寺の塔頭の一つで、古くは往生院と称し、知恩院の奥院であった。
 本堂は寄棟造、本瓦葺、正面柱間七間の木柄が太い建物で、軒の低い奈良らしい伝統的な形態をよく留めている。
 方丈は六室構成の書院造の建物で、比較的太い角柱が一間間隔にたち、古式を示している。仏壇が撤去されるなど改造はあるが、柱にのこる痕跡から復原は可能である。
 鐘楼門は、江戸時代前期の数少ない鐘楼門のひとつで、釣合がよく、保存状況もよい。
 意匠の優れた本堂や方丈、鐘楼門など、桃山時代から江戸時代初期の建物がそろっている点でも貴重である。

當麻奥院 本堂

ページトップへ