工芸品 / 鎌倉
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鎌倉 / 1320
- 木地黒漆塗の地に金銅覆輪と装飾金具を鋲留し、金銅置口をつけた合口造の戒体箱。身は下半四面に金銅框と束を打ち、前後は一間、左右は四間の格座間を透かし、金銅伏輪をかけて台とする。中程に底を張って身の四方側面には羯磨文金銅金具を張り廻らす。蓋は甲盛高く削面をとり、四方の側に入八双宝相華唐草文透の角金具と八双金具を打つ。甲面には金銅羯磨文を中に輪宝文金具を上下に飾る。身の両側に蓮華座花台の紐鐶をつける。
- 縦36.3 横12.7 高14.0 (㎝)
- 1合
- 重文指定年月日:19590627
国宝指定年月日:
登録年月日:
- 天野山金剛寺
- 国宝・重要文化財(美術品)
形姿、意匠共に鎌倉時代の特色をよく表した典型的な戒体箱。