工芸品 ／ 鎌倉

• 助茂
• 鎌倉
• 鎬造、庵棟、細身小ぶりながら腰反高く踏張あり。鋒小。鍛小板目肌よく約り、地沸つき、乱映かすかに立つ。刃文小乱れ丁子交じり、足葉よく入り、表物打上に尖りごころの刃交じり、匂口やや沈み小沸つく。帽子焼深く小丸。茎生ぶ雉子股形、栗尻、鑢目切、目釘穴二。
• 身長67.8　　反2.4　　（㎝）
• 1口
• 重文指定年月日:19530331
  国宝指定年月日:
  登録年月日:
• 明治神宮
• 国宝・重要文化財(美術品)

助茂は同名の者が鎌倉末期の吉岡一文字にもいるが、それとは異なり、作風から見て鎌倉初期の福岡一文字派の作である。付属する糸巻の太刀は総金具が赤銅魚子地で、菊花紋を色絵にし、鞘は金梨子地に同紋を蒔絵にした江戸時代の作である。