工芸品 / 安土・桃山
-
桃山
- 1基
- 重文指定年月日:19720530
国宝指定年月日:
登録年月日:
- 妙法院
- 国宝・重要文化財(美術品)
甲板には全面にあでやかに咲く秋草文を蒔絵し、金銀切金【きりがね】を施し、側面・脚には菊・桐紋を平蒔し針描を施している。この草花文の意匠は当時流行した画題で有名な高台寺の蒔絵調度にも用いられている。しかし、いわゆる桃山期蒔絵の代表としての高台寺蒔絵の技法とは異なり伝統的な古様の技法・作風を示したものである。豊臣秀吉遺愛の品として著名な文具で、豊国廟にあったが、その廃絶後は妙法院に伝わったものである。