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旧出雲国造北島家に伝わる出雲国造家文書・元暦元年(一一八四)十月の源頼朝下文を初めとし、江戸時代元禄年間に至る三百六通を収める。その内容は綸旨・庁宣・御教書類・勘例・注進状など杵築大社の神事・造遷宮・社領など社務に関するもの、国造職・神主職・惣検校職など諸職の変遷を伝えるもの、置文・譲状・系図など国造家の推移を示すものなど、出雲国造家と杵築大社との歴史的な関係を伝える文書が中心を占めている。わが国の歴史上特異な地位を占めた出雲国造家の世襲文書として歴史的意義が深く、出雲地方の根本史料としてその価値が高い。