木造速玉大神坐像

彫刻 / 平安

  • 平安
  • 1躯
  • 重文指定年月日:19660611
    国宝指定年月日:
    登録年月日:
  • 熊野本宮大社
  • 国宝・重要文化財(美術品)

像高七六・六センチ、カヤ材の一木造りで、熊野本宮の主神像である。胸前に笏【しやく】をかまえて坐る通形の男神像であるが、なかなか量感があり、しかもよく引きしまった象形が巧みで、衣文【えもん】などの手馴れた扱いをみると、制作は平安時代のなかばごろと思われるが、むしろ古風を示しているのは神像らしい特色というべきであろう。本宮には、この像のほか、速玉【はやたま】大神(男神)、夫須美大神、天照大神(共に女神)のすべて四柱の神像があり、今回一括指定の運びとなった。

木造速玉大神坐像

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