S42-1-013阿倍寺跡(奈良県桜井市安倍).txt: 安倍の[[文珠]もんじゅ]で名高い安倍寺の西南方、飛鳥から桜井に通じる街道の西側の水田中にある飛鳥時代の寺院跡である。仲麿屋敷と呼ばれている方形の土壇、その南北に長い土壇、東方土壇の西北に三角形の土壇が遺存している。最近の発掘調査の結果、仲麿屋敷は推定どおり方15メートルの塔跡で、その西に接して幅5メートルの基壇があり、塔の北約20メートルの所で東に曲がっていることが確認された。また、塔跡の西約60メートルの所で、南北方向に2列の柱穴列も発見された。