憲法発布式之図 けんぽうはっぷしきのず

版画 木版画 / 明治

  • 歌川国利  (1847~1899)
  • うたがわくにとし
  • 東京都
  • 明治22年 / 1889年
  • 大判錦絵
  • 縦37.0、横73.0(cm)
  • 3枚続
  • 山口県萩市大字堀内355番地
  • 萩博物館

明治憲法発布式の様子を描いた錦絵。明治10年(1881)の士族反乱の終息後、国会開設・憲法制定を要求する自由民権運動が高揚する。政府では明治14年、大隈重信が早期の国会開設を建白したが、伊藤博文が反対、明治23年を期し国会を開くという天皇の詔勅が発せられ、大隈は政府を去る(明治14年の政変)。伊藤は翌年、ヨーロッパに留学してドイツ流憲法を修め、帰国後は憲法起草にあたった。この図は明治22年、天皇が大日本帝国憲法(明治憲法)を2代首相黒田清隆に授ける様子を描く。このような性格から欽定憲法と称される。

憲法発布式之図 けんぽうはっぷしきのず
ページトップへ