蒔絵技術記録 まきえぎじゅつきろく

工芸技術 漆芸 / 昭和以降

  • 高野松山  (1889~1976)
  • たかの しょうざん
  • 昭和27年度 / 1952
  • 手板(木製漆塗)、蒔絵、額装(15面)
  • 一式
  • 文化庁分室(東京都台東区上野公園13-9)
  • 国(文化庁)

 蒔絵は、漆芸の装飾技法の一つで、漆に金粉や銀粉などを蒔き付けて文様を表す技法である。奈良時代に技法の源流がみられ、平安時代以降我が国で高度に発達した。金属板を用いる平文、貝を用いる螺鈿などの技法が併用されることが多く、多彩な表現が行われる。
 この技術記録は、蒔絵工程見本手板及び蒔絵粉見本手板から成る。内訳は、平蒔絵4種(各5工程)、研出蒔絵4種(各5工程)、研切蒔絵(5工程)、木地蒔絵(10工程)、金銀地4種(各4工程)、梨子地・平目地2種(各4工程ほか)、高蒔絵5種(各7~8工程)、肉合研出蒔絵(13工程)及び蒔絵粉見本3種である。

蒔絵技術記録

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