法隆寺聖霊院 ほうりゅうじしょうりょういん

建造物 宗教建築 / 鎌倉

  • 奈良県
  • 鎌倉後期 / 1284
  • 桁行六間、梁間五間、一重、切妻造、妻入、本瓦葺、正面一間通り庇付、
    向拝一間、檜皮葺
  • 1棟
  • 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内
  • 重文指定年月日:19010327
    国宝指定年月日:19521122
  • 法隆寺
  • 国宝

 現在野聖霊院は、平安時代建立の聖徳太子をまつる仏堂を、弘安七年(1284)に全面的に建て替えられたものである。
 切妻造、妻入の正面に広庇を設けた構成で、組物は正面平三斗、側面出三斗、軒を二軒繁垂木として仏堂らしく扱っている。内部は前二間を外陣(礼堂)、後方を内陣、脇陣、後陣に区画する。内陣には厨子をつくりつける。
 聖霊院は聖徳太子をまつる仏堂として建てられたが、その平面形式や外観は、寝殿造の対屋を彷彿させるものがあり、当時の住宅を知るうえでも貴重な建築である。

法隆寺聖霊院

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