建造物 住居建築 / 江戸
この書院は、寛永年間(1624-1643)に建築された茶室の周囲に、慶安2年(1649)頃に広間などが増築されたもので、茶室は密庵席と名づけられている。この席は小堀遠州の好みと伝えられる四畳半台目のやや書院風の茶室であって、床の間が二つあり、その一つに密庵咸傑の書、もう一つに利休の添状をかける。江戸時代前期における茶室の代表的遺構である。
聚光院茶室
玉林院南明庵及び茶室(蓑庵、霞床席)附蓑庵露地 霞床席
玉林院南明庵及び茶室(蓑庵、霞床席)附蓑庵露地 蓑庵