絹本著色泗州大師像
けんぽんちゃくしょくししゅうだいしぞう
絵画 / 鎌倉
-
鎌倉
- 1幅
- 重文指定年月日:19710622
国宝指定年月日:
登録年月日:
- 興福寺
- 国宝・重要文化財(美術品)
〓州大師慧沼(六五〇~七一四)は慈恩大師の高弟で法相宗の二祖とあがめられる学僧である。興福寺では初祖慈恩大師窺基の慈恩会、三祖濮陽大師智周の濮陽会など忌日に法会が営まれてきたが、本像はそれらと並んで〓州会(十二月十一日)の本尊像として伝承してきたものである。肖像性はさておき、その筆技、彩色は本格的で、興福寺の代表的法会の本尊像の一つとして恥じぬものである。制作時は鎌倉時代も中期から後半が比定される。南都の作風を伝えるが、筆者は詳らかでない。