彫刻 / 鎌倉
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鎌倉
- 1躯
- 重文指定年月日:19710622
国宝指定年月日:
登録年月日:
- 宝金剛寺
- 国宝・重要文化財(美術品)
智拳印を結んで坐る金剛界の大日如来像である。均整のとれた象形で、ことに頭部や体躯の張りのある肉付や簡略に整理された太い衣文のさばきなど鎌倉時代前期の特色を具えた作品である。構造は頭躰部を一鋳とし、両腕は各々別鋳のものを肩にアリ〓めとする。肉薄に仕上げた鋳技、入念なタガネ仕上げなどその技法ははなはだすぐれていて、この期の金銅仏の代表的な遺品といえよう。後世火災に遇ったため、像全面の鍍金が流れ落ちているのが惜しまれる。