工芸品 / 鎌倉
- 京都府
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鎌倉
- 鋳銅鍍金。輪は左右の各二カ所に括りをつくり、上の括りには飛雲上に層塔を、下の括りの上には三日月形を表す。輪の頂きには蕨手をつくり、その中央に半円形の蓮華座上に宝珠を置く。輪の下は、内に巻き込んだ蕨手となり、中央蓮華座上に五輪塔、その左右に宝瓶を置く。柄は四節をつくって約し、各節ごとに連弁飾るを表す。遊鐶は木瓜形を四個付す。
- 高19.8 輪径8.6 (㎝)
- 1柄
- 京都市東山区茶屋町527
- 重文指定年月日:19550622
国宝指定年月日:
登録年月日:
- 独立行政法人国立文化財機構
- 国宝・重要文化財(美術品)
重要文化財鍍金錫杖とその形態を同じくする。蕨手や木瓜形の遊鐶などは特異な表現である。輪形や柄部の雄健な形姿、精緻な技法は鎌倉時代の特色をよく示す。