工芸品 / 鎌倉
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鎌倉 / 1340
- 鋳銅鍍金。胴の上部と下部及口唇に三条子持筋を廻らし、その間上下に二条の細線を廻らす。肩には八葉復弁の伏蓮と蕊を表し、把の中央鬼目は四個、上下を各二条の紐で八葉蓮弁を約し頂上に五鈷を設ける。中鈷は四角で一節あり、外鈷は各々短い爪を付す。下は錫状の袋穂を転用したものであろう。
- 総高17㎝ 鈴身高7.4 口径7.5 口厚0.7 (㎝)
- 1口
- 重文指定年月日:19591218
国宝指定年月日:
登録年月日:
- 安養寺
- 国宝・重要文化財(美術品)
鈷の張りが強く、鈴身は裾がやや開き、握の鬼目やや大きく、総じて緊張した形姿は、簡素ながらよく鎌倉時代の特徴を示している。