建造物 宗教建築 / 鎌倉
法界寺阿弥陀堂 一棟 法界寺阿弥陀堂の建立年代については定説がなく、明らかでないが、様式上鎌倉時代前期の建立とみられる。方五間、宝形造、檜皮葺で裳階を備えた方形平面である。内陣は方一間で、中央に仏壇を置き、丈六の阿弥陀如来坐像(国宝)を安置する。柱や天井や小壁には天人そのほかの文様を描いている。この堂は全体の調子がすこぶる清潔であって、かつ大らかな趣があり、同じ浄土形式仏堂でも平等院鳳凰堂(国宝)などとも異なった趣を示している。【引用文献】『国宝辞典(四)』(便利堂 二〇一九年)
浄土寺浄土堂(阿弥陀堂)
平等院鳳凰堂 尾廊
平等院鳳凰堂 中堂