歴史資料/書跡・典籍/古文書 その他 / 鎌倉
令義解は養老令の官撰の注釈書で、本巻はその現存最古写本である。巻第一官位令(位階・官職規定)の全文を収め、巻首には本書の成立過程を伝える「上令義解表」等を掲げている。紙背には「吉部秘訓抄」巻第四が写されているが、料紙・書風は前述の「律」と同一で、本来一具として広橋家に伝来したことがわかる。なお僚巻が宮内庁書陵部にあり、律巻第一断簡と令義解儀制令の首部断簡を収め、紙背には「吉部秘訓抄」巻第五を伝えている。
律〈巻第三(衛禁・職制律)/〉
中右記部類巻第七
中右記部類巻第十九