律〈巻第三(衛禁・職制律)/〉 りつ

歴史資料/書跡・典籍/古文書 その他 / 鎌倉

  • 千葉県
  • 鎌倉
  • 1巻
  • 国立歴史民俗博物館 千葉県佐倉市城内町117
  • 重文指定年月日:19700525
    国宝指定年月日:
    登録年月日:
  • 大学共同利用機関法人人間文化研究機構
  • 国宝・重要文化財(美術品)

わが国律令国家の刑法である養老律の現存最古写本である。律は大半が失われ、現在は一部が伝わっているに過ぎないが本巻は衛禁律【えごんりつ】(警備罰則)の後半十四条と、職制律【しきせいりつ】(官吏服務規定)の全条を収める。書写の年代は鎌倉中期を下らず、流布本の原本として著名な残巻である。紙背には吉田経房(一一四三~一二〇〇)の日記「吉記【きつき】」から有職故実を抄出した「吉部秘訓抄」(五巻)の巻第一が写されており、南北朝時代の書写と認められる。

律〈巻第三(衛禁・職制律)/〉

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