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錦繍萬花谷は南宋淳熙十五年頃編された類書で、中国文学史上に重視された。この両本はその南宋時代寧宗頃の刊行と認められ、版式、料紙を同じくし、いずれももと金沢文庫に一具の僚巻として伝来したものである。錦繍萬花谷の宋版は、別版として南宋後期刊本の存在が知られるが、本書は南宋中期に溯る現存最古本であって、金沢文庫伝来本として貴重である。
宋版錦繍萬花谷〈巻第十一・十二/(金沢文庫本)〉
宋版南史 残巻(列伝巻第三十六、三十七、三十八)、断簡(目録、列伝巻第十六、三十五) (金沢文庫本)
宋版石林先生尚書伝〈自巻第一至第四/〉