剣〈無銘/〉 けん〈むめい〉

工芸品 / 平安

  • 京都府
  • 平安
  • 両鎬造、無反り。鍛板目杢交じり、地沸つき、地景しきりに入り地斑交じる。刃文大きく焼落とし、直刃に小乱れを交え、総体に匂口うるみごころに小沸つき、所々焼のきれたところがある、帽子は小丸。茎は生ぶ、区は二段につくり、先は栗尻、鑢目勝手下がり、目釘孔一。無銘。
  • 身長62.3 元幅3.3 茎長11.1 (センチ)
  • 1口
  • 京都府京都市東山区茶屋町527
  • 重文指定年月日:19370525
    国宝指定年月日:19530331
    登録年月日:
  • 天野山金剛寺
  • 国宝・重要文化財(美術品)

姿と鍛が最も秀でた古剣で、この型のものは極めて少なく、焼落とした刃文や地刃の特色から平安時代を下らないものと判断される。寺伝には中興開山阿観上人の持物といわれている。

剣〈無銘/〉

ページトップへ