工芸品 / 平安
- 東京都
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平安
- 切刃造で身幅の広い大振りの剣。鍛は柾と板目が流れてよくつみ、地沸が厚くつく。刃文は直刃ほつれ、砂流かかり、小沸がつき、大きく焼落とす。帽子は鎬に焼詰める。茎は生ぶで鎬を立てず、区は二段にし、先は栗尻となり、目釘孔一箇。金銅一重鎺が付く。
- 身長53.3 元幅3.5 先幅3.6 鎬幅(元)1.4 (先)1.5 茎長11.6 (㎝)
- 1口
- 東京都台東区上野公園13-9
- 重文指定年月日:19700525
国宝指定年月日:
登録年月日:
- 伊豆山神社
- 国宝・重要文化財(美術品)
切刃造りで身幅の広い大振りの剣である。鍛は柾目と板目で、刃文は直刃ほつれ、匂口うるみ、大きく焼落す。区を二段にしており、地刃の特色から平安時代の作とみられ、きわめて稀な優品である。切刃造りの現存遺品は少なく、他に金剛寺の剣(国宝)が知られるにすぎない。