池川神楽 いけがわかぐら

民俗 無形民俗文化財

  • 選定年月日:19720805
    保護団体名:池川神楽保存会
  • 記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財

 この芸能は、高知県吾川郡池川町の池川神社の祭のおり(十一月二十二日)に行なわれる採物神楽の一種で、土佐に分布する同類型の神楽の、代表的なものの一つである。
 芸能は、池川神社拝殿の中の二間四方の四本桂に大榊を立て、注連縄を張ってそれに切抜紙を飾り、そこを舞台として演じられる。
 囃子は太鼓・小鼓・手拍子で奏し、曲目には宮祓い・悪魔祓・和卓舞【おしき】・神迎え・二天の舞など十二番がある。なかでも和卓舞・薙刀舞のアクロバティックな舞振りには特色があり、また最後に王神立の儀と呼ぶ太郎から五郎にいたる五神が五色の旗を立て、かけあい問答する一番が付加されている。

池川神楽

ページトップへ