武蔵多喜窪遺跡第一号住居跡出土品 むさしたきくぼいせきだいいちごうじゅうきょあとしゅつどひん

考古資料 / 縄文 / 関東

  • 縄文
  • 一括
  • 重文指定年月日:19750612
    国宝指定年月日:
    登録年月日:
  • 国分寺
  • 国宝・重要文化財(美術品)

 多喜窪遺跡は国分寺市西元二丁目一〇番地を中心とする地域で、多摩川によって開析された標高七五メートルの河岸段丘上に立地する。
 昭和二十四年から二十五年にかけて、甲野勇教授らによって繩文時代、奈良時代の住居跡が多数発見されたが、本件はその第一号住居跡から発見された一括遺物である。遺物は主として炉を中心とする附近に多く発見されたが、土器類、石器類などが多く内容も豊富であった。
 特に土器には優れたものが多く、蛇身装飾を文様に巧みに採りいれて表現するものなど、力強く豪華で中期の最盛期の特色がよくあらわれている。殊に上図の土器は繩文式土器を代表する秀作であろう(本誌昭和44年10月号表紙参照)。
 武蔵野台地から中部地方の山岳地帯にかけて分布する中期の遺跡は非常に多いが、本出土品はその中でも当時の生活状況を窺い知る標準的な一括資料としての価値が高い。

武蔵多喜窪遺跡第一号住居跡出土品

ページトップへ