長持形石棺/京都府城陽市久津川車塚古墳出土 ながもちがたせっかん/きょうとふじょうようしくつがわくるまづかこふんしゅつど

考古資料 / 古墳

  • 京都府
  • 古墳
  • 1合
  • 京都市左京区吉田本町
  • 重文指定年月日:19910621
    国宝指定年月日:
    登録年月日:
  • 国立大学法人京都大学
  • 国宝・重要文化財(美術品)

久津川車塚古墳は、京都府城陽市平川山道一番地に所在する前方後円墳である。
 長持形石棺は、中国の組み合わせ木棺を模したもので古墳時代中期に盛行した。本石棺は凝灰岩六箇を組み合わせてつくり、蓋石、側石に縄掛け突起をもつ。蓋石は、外面は蒲鉾形に盛り上げるが、内面は平らである。両側石の縄掛突起は、一方の側石が長辺の両端に二箇つけるのに対し、他方は一箇しかない。側石と小口との合わせには細い溝をうがち、また底石には段をつけて側石を合わせる。小口に方形の小突起がある。

長持形石棺/京都府城陽市久津川車塚古墳出土

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