籃胎蒟醬水指 「華」
らんたいきんまみずさし「はな」
工芸技術 漆芸 / 昭和以降
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太田加津子
(1934~)
- おおた かつこ
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平成5 / 1993
- 籃胎(竹)漆塗、蒟醬
- 高18.7 18.0×18.0
- 1合
- 文化庁分室(東京都台東区上野公園13-9)
- 第40回日本伝統工芸展
- 国(文化庁)
蒟醬は、漆芸の装飾技法の一つで、漆地を蒟醬剣(彫刻刀)で彫り、彫溝に色漆を埋めて研ぎ出し、文様を表す技法である。江戸時代末期以来、現在の香川県高松市で盛んになった。
本作品の素地は、竹ひごを編んだ籃胎である。藍色の漆を塗り、直線と唐草風の植物つなぎ文様を組み合わせた蒟醬で装飾している。多彩な色漆を用い、現代的で気品のある表現としている。