月江正印墨蹟〈与友雲士思壮行偈/至正四年〓十有九日〉 げっこうしょういんぼくせき

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  • 東京都
  • 元 / 1344
  • 掛幅装
    料紙 唐紙
  • 縦32.4cm 横72.4cm
  • 1幅
  • 東京都世田谷区岡本2-23-1
  • 重文指定年月日:19810609
    国宝指定年月日:
    登録年月日:
  • 公益財団法人静嘉堂
  • 国宝・重要文化財(美術品)

 本幅は、元代の禅僧月江正印(一二六七)が、わが国入元僧友雲土思(一二九九~一三七〇)の帰国に際して与えた壮行の偈である。文中、士思を「善説法要如風雷」云々と称えているが、この偈は「友山録」(下)にも収められている。その本文と本幅を対比するに異同はないが、首を少欠していることが惜しまれる。友雲士思(後に友山士偲と改む)は、二十歳で入元して滞在十八年に及び、貞和元年(一三四五)に帰国し、後に東福寺三十二世を嗣席した。
 本墨蹟は、月江正印と友雲士思の親交を示す遺墨であり、日元交流史料としても貴重である。

月江正印墨蹟〈与友雲士思壮行偈/至正四年〓十有九日〉

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