灰釉四耳壷 かいゆうしじこ

陶磁 工芸品 / 鎌倉

  • 鎌倉時代前期
  • 瀬戸製
  • 口径16.0cm 胴径33.0cm 高56.0cm
  • 1口

瀬戸窯では、肩に四つの耳の付いた四耳壺が、鎌倉時代から室町時代にかけて数多く作られたが、本品はそれらの中でもとびぬけて大きい。灰釉が薄く、まだらにかかっており、施釉法がまだ未熟であった時期のものであることがわかる。肩に一列施された小花のスタンプ文も、鎌倉時代後期のものに比して控えめである。

灰釉四耳壷 かいゆうしじこ
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