三耳壷 さんじこ

陶磁 工芸品 / 鎌倉

  • 鎌倉時代中期
  • 常滑製
  • 口径10.4cm 胴径22.5cm 高39.0cm
  • 1口

肩に三つの耳(細い紐状のもの)が付いた壺。口頚部が肩から高く立ち上がるこの種の壺は、鎌倉時代中期の瀬戸窯では多く焼かれたが、常滑では類例が少ない。鉄分の多い知多半島の土を用いているため、全体が茶褐色に焼上がっている。口縁の内側と肩に流れている釉は、焼成時の薪の灰が付着して溶けたものである。

三耳壷 さんじこ
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